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中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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1US$>JPY100.-

円安が少しずつ戻ってきている。今日は1US$が久しぶりに100円を突破した。

以前にも投稿記事で書いたが、私は香港系の会社に勤務しており、給料は原則的に香港ドルである。私が入社した2006年12月当時、1US$=115.25円であった。ちなみにUS$と香港ドルはリンクしており、おおよそ1US$=7.8HK$に設定されている。このときの香港ドルは1HK$=14.84円であった。つまり、1万HK$は14万8400円と言うことだ。

それから、一時期円が大幅に値下がりし、1HK$=15.80円になったこともある。このときであれば1万香港ドル=15万8000円であり、円換算ではおおよそ一万円弱の為替差益を得たことになる。

さて、この度の不況と期を一にして、円が高騰した。最高期には1US$=87円程度まで高騰した。このときの香港ドルはほぼ11円程度、1万香港ドルを日本円に両替すると、110,000円しか入ってこない。つまり、差損は4万円弱と言うことになる。たかだか1万香港ドルの両替で4万円も損をするのであるから、たまらない。

2009年1月頃を底にして、現在少しずつ円安が進んでいる。今日は1US$=101円まで円安になった。香港ドルでは1HK$=13円程度まで戻ってきた。1万香港ドル=13万円ということである。2年前に近づきつつある。私個人としては、円安が進むことを祈っている。

仕事について言えば、私が勤務する会社は香港系の会社であり、会社の決算は香港ドルで行われる。また、その販売の決済はUS$または香港ドルがほとんどで、円決済はまったく無い。したがって、この為替問題が経営に及ぼす影響はほとんど無かったと言ってよい。

無論、欧米の客先の注文や、欧米の顧客に対する販売を行っている香港形や中国系の顧客からの注文は大幅に減少し、依然として回復基調には程遠い感じではあるが。

但し、人民元決済に関して言えば、2年前は1人民元=0.95HK$程度だったものが、現在では1人民元=1.12HK$程度になっている。それだけ香港ドルが人民元に対して安くなっているということだ。会社の工場は中国国内にあり、スタッフの給料や資材購入などは人民元で行われており、したがって、人件費や資材費用などは為替による影響だけで15%強も影響がでている。

為替は生き物であり、為替の安定などは望むべくもないが、現状のような大幅な変動は企業の経営判断のスピードが要求され、しかも先行き不透明と言う状況であり、非常な難しさがある。なんとか、為替に落ち着いて欲しいと日々願わずに入られない状況である。
by wata1150 | 2009-04-06 22:02