日本のニュース
2009年 03月 19日
最近、時々一緒に食事をしたりする、日系会社のオーナーH社長から、「日経新聞が配信されるので、毎日見終わったやつを、回してあげるよ。」との、うれしい申し出がありました。H社長とは、お互いに日本の雑誌や文庫本を交換して読んだり、時々相互にお誘いして食事をしたりしている間柄で、「これはありがたい」と申し出を受け取りました。
それから数日後、会社の受付に束になった新聞が送られてきたのです。そして、それからは2~3日おきに、新聞が届くようになりました。もちろん実際の配信日よりは数日は遅れています。直接日本のメディアを目にして、感激でした。
通常、私は日本のニュースはインターネットのサイトで見ています。YAHOOのサイト、朝日新聞や読売新聞、産経新聞など、いずれも無料で最新ニュースを提供しているので、重要なニュースはほとんどオンタイムで知ることが出来ます。しかし、インターネットのニュースサイトは、ある目的を持って見るつもりにならないと、なかなか見難いものがあることも事実です。新聞のように、漠然と紙面を眺め渡すことが出来にくいのです。漠然と眺め渡し、それから興味ある記事をじっくり読む、普段日本にいるときにやっていたこの方法は、実は新聞でしか出来ない、すばらしい方法だと実感させられます。
円-ドルレート、国際ニュース、日本の政治ニュース、日本の経済ニュース、世の中のトピックスなど、インターネットではクリックひとつで飛んで行き、目的の情報を得ることが出来ますが、そのかわり、新聞であれば目にしたであろう情報は飛ばしてしまうことが多いのです。
OCSという会社が日本の新聞の配信サービスをやっているそうですが、一ヶ月千数百元(おおよそ1万5千円程度)掛かるのだそうです。会社の経費であればさほどの出費でもないのですが、個人感覚で考えれば新聞で一ヶ月1万5千円はちょっと高いと思います。しばらくはH社長の好意に甘え、数日ごとに送られてくる日経新聞を、我が社にいる3人の日本人で回し読みをしようと思っています。