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中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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マッサージ

恵州に来て、今の会社に勤務して、今月末で満2年になる。日本にいたとき、それまで長く勤務していた会社時代には、マッサージなどほとんど受けた事が無かった。しかし、恵州に来てから、老板とともによくマッサージに行くようになった。

広東省恵州市、登録人口おおよそ30万人。しかし、恵州市以外、全国から働きに来ている人たちが50万人とも80万人とも言われる。実質100万都市である。そして、典型的な中国文化の一つといってよいマッサージショップがいたるところにある。無論これは、非常に健全な中国式マッサージである。決していかがわしいところではない。市民が疲労を感じたときに、自分をリラックスさせるために、マッサージショップを利用する。

中医などと呼ばれる医療施設とリンクしているところも多々ある。また、シャワーやサウナや、各種のいわゆる風呂などを併設しているところもある。料金は、高くない。足マッサージであれば一時間30元(約450円)、通常は2時間程度で十分である。中国式やタイ式などの全身マッサージも可能である。それでも一時間50元から60元程度。中国の一般サラリーマンレベルでは決して安くは無いが、我々外国からの出稼ぎ組にしてみれば、決して高くは無い。

私と老板が出かけるのは、いわゆる中医がリンクしているところで、2箇所ある。国康堂と康泰というところに行く。ほかにも、“Gold Finger”などという名前のついた、巨大マッサージショップや、康帝国際ホテルのマッサージショップなどにも時々出かける。

マッサージを受けているとき、私はほとんど暴睡している。隣に老板がいてもお構いなし。彼は家族に電話をしたり、朋友と相互に情報交換したりしているようだが、私はこの時とばかり、眠るのである。全身の筋肉が硬直したり、緊張しているのを揉み解すのだから多少の痛さはあるのだが、言ってみれば“イタキモ”(痛いが気持ちいい)なのである。

足マッサージのときに、足湯みたいなものをする。直径が50cm程度の桶に熱めのお湯を注ぎ、中に中薬と呼ばれる薬効成分のある粉をいれ、そこで足湯する。5分もすると、額から汗が出始める。全身の血行がよくなるようだ。そういう状態で、頭から、首、肩、背中と揉み解してゆく。そして、足湯を終え、リラックスした状態で、足マッサージを受ける。すると、完全に眠ってしまうのである。2時間ほどで、マッサージを終えると、目を覚ます。頭から、仕事のことは消え、体からは力が抜けて、なんともさわやか、すっきりになる。

老板などは私の何倍かの精神的ストレスがあるであろうから、週に2度も3度もマッサージを受けるらしい。私は1度か2度でも十分なのだが。それでも、今の私にとっては、貴重な時間である。
by wata1150 | 2008-11-08 15:42 | 恵州の事