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中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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新しい携帯電話を買った

私が中国で今まで使っていた携帯電話はPANASONICのGD-88という古いモデルである。使用し始めたのは5年か6年前、当時はとても高価で、中国ではなかなか手に入らないモデルだった。価格は市場価格で5000元以上はしていたと思う。10万画素だが、カメラ付き、二つ折りになっているタイプである。当時は持っている人が羨ましく見え、持っている人は家族や知人、風景の写真をたくさん撮影して、皆に披露していた。さすがに最近はメッキもところどころはげてきており、外観的にも汚くなってきていた。
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これだけ使っていると、電池だけは徐々に駄目になってくる。それで何度か交換した。現在は、純正品は市場に無い為、非純正品のものを、短期で駄目になったりすることは覚悟の上で購入し、使用してきた。それでも、電話機本体には不具合もでず、携帯電話として、またメッセージの伝達用として立派に機能してきた。また、私がメッセージを中国語で入力するのにピンインを使い、中国語の練習台にもなっていた。便利に愛用してきたと言えると思う。

しかしながら、今年の6月ころから、電話を受けて携帯を開くと、突然電源が切れたり、話をしている間に電源が切れたりするようになってきた。ヒンジのところにある電線か接点が接触不良になってきたのかもしれないと思えた。これでは、相手の人に迷惑がかかる。良い携帯が有れば買い換えようとは思っていた。しかし、古い携帯に愛着があることと、最近の携帯は良いものは結構高いと言うことから、買い換えるのを躊躇していた。

先日、出張で香港の客先に出かけた時に、同じ不具合が発生した。これではいけない、と思い買い替えを決意した。幸い場所は香港、中国よりは安く買える。定価であれば、中国に17%の増値税と言う税金があるため、高くなるのである。香港はそれがない分やすくなる。実際には中国でも結構値引きは有るのだが、コピー商品なども結構あるので、購入を決断しにくいのである。また、中国では中国ブランドの携帯も多く販売されており、価格的にも他の海外製品よりははるかに割安である。しかし、どうしても製品に対する信頼性に乏しい。消耗品や安いものなら、ダメモトで購入してもいいのだが、日本円で数万円もするものは、やはり外国製品の方が信頼できる気がする。たとえ“MADE-IN-CHINA”であっても。

香港で電気製品が安いところの一つに旺角(モンコック)がある。旺角には女人街という地区があり、各地からいろいろな安い製品を持ち込んで、露天で販売をしている。コピー製品を“コピー製品”として、堂々と販売しているところが面白い。この地下鉄旺角駅の近くに携帯電話を売っている店舗が群集している一角がある。ここで、いろいろなメーカーの様々な機種を比較検討でき、購入することが出来る。

現在、携帯電話業界で最も隆盛を極めているのは“NOKIA”であろう。デザイン、品質はそこそこ良いし、価格帯も安いものから高いものまで様々である。また、海外ブランドと言うことに限定すれば、MOTOROLA、三星、LG、SONY-ERRICSONなどが市場では良く見かける。不思議なことは、日本ブランドは全く影を潜めてしまったと言うことである。以前は、三洋、NEC、PANASONIC、MITSUBISHI、KYOCERA、など多くのブランドが製品を市場に出していた。日本と海外との携帯電話の方式、課金方式、販売方式などが異なっているせいか、今はわずかにSONY-ERRICSONが残る程度である。

私は、使い慣れてきた二つ折りのタイプで、現在は中国で限定導入されているに過ぎないG3対応機種、そして海外ブランドと言うことで限定して探した。そして購入したのがこのMOTOROLAである。
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二つ折りタイプでは結構薄型で、持つと多少の質感があり、色は暗い赤系統の色で高級感がある。補助電池を一個、数百元程度であろう、もう一台の携帯電話などのサービス品が付いていた。それでも、以前使っていたPANASONICの半額以下である。この辺に、日本のメーカーが市場を席捲できない理由があるのかもしれない、などと思ったりもした。

中国国内メーカのモデルには、SIMカードが2枚入るようになっていて、業務用と私用を一台の携帯でこなせるものもあるし、タッチパネルが付いていて、文字入力などはタッチパネルで出来るものも多い。また、音楽プレーヤーやビデオプレーヤーなどの機能が付いているものも多い。私にとっては、そういった機能は重要ではなく、むしろ電話とメッセージ、そして機械の信頼性、更に言えば外観的にステータスがあるものということであるから、機能的には単機能的になるが、それで十分であろう。

使用説明書を見ながら、使い方を覚えてゆかなければいけない。電話機能は簡単だから、すぐに出来る。電話帳はどこにあるかさえ覚えれば良い。ただし、新規の番号登録は必要なのだが文字入力方式がわからない。2日間をかけ、やっと英文とピンイン入力による中文が入力できるようになった。従来使用していたPANASONICとはソフトが異なる為か、なかなかわからず、苦労した。ここ、恵州では3Gがまだ導入されてなく、今年の年末か来年始めになるということで、3G機能はまだ使えない。でも、来年には使えるようになっているであろう。

ともかくも新しい携帯を買い、当分は携帯の故障に悩まされることから開放された。少しずつ、この携帯の機能を学びつつ、使って行きたい。
by wata1150 | 2008-09-07 18:51 | 日記