中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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真夜中のオフィス

現在中国時間で夜11時。日本時間では12時である。私は、時々こんな時間までオフィスにいて、考えをまとめたり、資料を前に作戦を考えたり、時には日に200通以上はあるE-Mailに目を通したりすることが時々有る。今日は香港の営業スタッフの一人が恵州に来て夕方までいたので、老板とともに夕食を食べに行き、9時過ぎに帰ってきたが、部屋に帰って何をするでもないので、たまったE-Mailに目を通す為にオフィスに戻ってきた。

我が社は、工場は週6日、24時間操業でやっており、1階と3階にある作業現場では通常に操業している。が、スタッフが業務を進める2階では私を除く全員がすでに帰宅しており、誰もいない。全館空調のオフィスはむしろ寒いくらいである。

こんな環境で、会社のこと、自分のこと、スタッフや同じ日本人の仲間のことをいろいろ考えるのは、結構楽しい。また、会社の将来構想を考えたりするのは、更に楽しい。最も、実際にすぐにアクションに結びつけることは、いろいろな事情が有ってできないことが多いが、アイデアをまとめ、後日老板と話をすることもある。

今日、一人の女性社員の離職申請があり、本人と面談し、申請票にサインをした。彼女は結婚し、子供も有るので、生活の為に働くわけではなく、本人の言を借りれば“自分を磨く為”仕事をしたいのだそうだ。しかし、弊社の社風では自分を磨き上げる機会は少ない、自分の才能を伸ばせないと言うことで離職し、別の会社に転職することにしたそうである。

最近、中国人スタッフによく言う話がある。学校は自分でお金を払って勉強するところであるが、会社はお金を払っているのだから、それの見返りとして、仕事の成果として会社に貢献しなければいけない。
私も実は、本当に自分は会社に貢献できているか、という設問に対して“YES”とは言い切れない。まあ、老板に言わせると、成果は出ているとは言ってくれるが。

そういう点では、彼女の生き方はまさに会社にとってはいけないことのようだ。会社には行っていろいろ学び、体験し、そして退社して別の会社により高い給料で自分を売りつける。そして、それを繰り返す。徐々に給料が上がってゆく。最終的にはより高い給料を目指して転職するのである。お金の為ではない、経済的理由からではないと言いつつ、実はお金の為に働いている。実際、私もそうだし、他に中国で働く日本人も、その多くがそうであろう。しかし会社から見ると、あまり歓迎されないやり方である。仕方が無いといえばそれまでだが。

また、今日の女性はこうも言った。3年先、5年先の自分なぞ、考えたこともない。今日、明日を精一杯生きるだけ。そしてひたすら自分を磨くことを考え、少しでもレベルが上がれば、他社により高い給料で転職する。ジョブホップと呼ばれる、キャリアを積んで転職を繰り返す方法で少しずつ給料を上げてゆく方法が一般的に存在する中国ならではの現象と捉えてしまえば、それまでなのかもしれない。

彼女の場合、大学の英語科を出た、少なくとも馬鹿ではない、しっかりとした家庭に育った娘である。それで、こんなものかと考えると、多少がっかりし、失望せざるを得ない。そして、当面代替の人の採用は見送ろうか、と。

明日は、日曜日。工場は電力の関係で振り替え出勤である。私は無理に出勤しなくても良いのだが、工場のメンバーと意見交換するため、会社には出ようと思う。
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by wata1150 | 2008-08-30 23:17