中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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恵州におけるお金事情

過日、飲料水を購入するため、近所の小さな商店に行った。500ccのペットボトルの飲料水一本1元2角であった。お店のおばさんにコインで1元を一個と1角を2個渡した。ところが、お金を受け取るのを嫌がっている様子。

あいにく、一人で行ったので通訳さんはいない。多分偽物のお金と思って、受け取ってくれないのかもしれないと思った。そこでポケットから全部のコインを取り出し、好きコインを取ってくれ、というつもりで提示した。ところが、いやだという。なぜなのかわからない。仕方がないので、財布を取り出し、5元札を一枚渡すと、にっこり笑って受け取ってくれた。そして、くしゃくしゃの手垢で汚れたお札で3元8角のおつりをくれた。

あまりにも汚いお札なので、身振り手振りで、コインでくれませんか?とたずねてみた。ところがコインはないらしい。少しでもましなお札を選んで、返してくれた。どうも、私はきれいではないお金は好きではないことを理解してくれたらしい。

最近、深圳では、地下鉄が走り、地下鉄の切符は自動販売機なので、コインかきれいなお札でないと使えないようになっている。シワシワの汚れたお札は自動券売機で認識できないからである。わずか車で一時間ちょっとの距離でも、こんなに違うのかと、不思議なくらいである。

なぜ、くしゃくしゃのお札なのか、不思議でならない。私は習慣的に財布を使う。会社の香港人や台湾人も大概財布を使っている。財布を使っている限り、お金はくしゃくしゃにはならない、ハズ。ところが若いOL連中は財布を持たずに、お札をくしゃくしゃにしてGパンのポケットに突っ込んでいる。秘書のT小姐に聞いてみた。彼女も財布は持っているが、100元札を数枚入れており、その財布はハンドバックに入れて、大事に保管されている。で、50元札以下の小さいお金はGパンのポケットにしわくちゃなまま、まさに“突っ込んでいる”のである。町を歩くときはポケットに手を突っ込みながら。多分、お札を握り締めているのであろう。だとすれば、くちゃくちゃで、手垢に汚れたお札になるのはうなずける。

T小姐に聞いてみた。彼女、明快に答えて曰く、これはスリによる被害防止なのだそうだ。財布をズボンのポケットに入れておくと、狙われやすい。だから、財布を見えないようにハンドバックの底に忍ばせておき、必要な小銭はできる限り、くちゃくちゃにして、Gパンのポケット、しかも前ポケットに入れておく。できれば手を突っ込んで握り締めておく。これだったらまず取られることはない、ということなのだそうだ。私も、以前、ブログで紹介したように、香港や恵州でスリの被害に遭った。それだけ、この近所では治安が悪いということである。

では、なぜ恵州ではコインではなく、お札なのか?これにも理由はあった。偽札、偽コインである。大分前に書いたことがあるが、中国では依然として偽札が多いらしい。コインは使い慣れていないため、判別しにくい。また、中国では短期間でコインのデザインが変わったという経歴があり、お店では両方とも、偽者という扱いをして、受け取らないのである。初代のコインは、なおさら、ほとんどの店で受け取ってくれない。銀行に持っていって交換すればできないことはないのだが、一元だけ交換するのも面倒である。従って受け取らないのがベストというわけである。更に、新札は疑ってかかるのが常識だそうで、使い古したくしゃくしゃのものは、今までに皆の手を渡っているから、という理由で偽札ではないから使える、というのである。確かに多くのお店に、何はなくとも100元札の偽札判別機が置いてある。これで2~3回通し、問題ないならば受け取ってくれるというのである。が偽札判別機は100元札用が有るだけで、50元札以下にはない。だからしわくちゃ札なのである。

なんとも、恐れ入った話であるが、事実なのである。最近、私も、必要以上のお金は持たず、裸のお金をズボンのポケットに突っ込んで持ち歩くようになってきた。生活の知恵なのか、その地域の文化になじんできたのか。
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by wata1150 | 2007-04-18 21:07 | 恵州の事