中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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今日は晴れです

数日前まで寒波が来て連日肌寒い日が続きました。寒いばかりではなく、小雨も降ったりやんだりでとても不安定でした。一時は、土砂降りの雨とともに強風が吹き荒れ、台風か???と思ったこともありました。

が、昨日から天候が回復し、青空が見え、柔らかなというよりは初夏の陽光もさしています。会社の庭には余り日本では見かけない花が咲き誇っています。
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緑の芝生もなぜか生き生きとしているように見えます。噴水も勢い良く水を噴出し、いかにもさわやかで涼しげです。
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昼食や夕食で会社の外に出ても、なぜか清々しい空気が心地よく感じられます。相変わらず、土煙を立てて通り過ぎる大型コンテナーを積んだトラック、近隣の工場のワーカーたちを拾いながら走り去る一元バス、時折通る恵州市内に向かう路線バスなどまでが、活気を取り戻したかのようです。

すべての世の中の苦悩や苦痛など、まるで何も知らないかのように世の中が平和に思えてしまいます。

昔々、私が多分高校生だったころ、毎日のように親から「勉強しなさい」と口癖のように言われ、プレッシャーに負けそうになって、仙台の駅前にある、当時は仙台でも比較的高層のデパートの屋上に上ったことがあります。別に死にたいとかいうのではなく、一瞬でも良いから、プレッシャーから開放されることを期待して、普段は滅多に行かないデパートの屋上に行ったのです。そして、上から町を通る車や、歩いている人たちを何とはなしに、ただボーっと眺めていました。

「ああ、あの人も、何気なしに歩いているけど、内面では、いろいろな悩みを抱えているんだろうなあ」とか、あの人は、忙しそうに人を縫ってセカセカ歩いているようだけど、どんな急用があるのだろう?駅まで多少ゆっくり歩いてもそんなに違いは無いのになあ」とか、思いました。また、そんなに悩んでも、時間の流れは止まらないし、毎日毎日同じような光景で、しかも実際には決して同じことにはならない事柄が起こっている。自分という存在が、すごく小さいもののように思えたのです。私一人が悩んでいるのではない、みんなも同じなのだ、ということに気がついたのです。

家に帰るために、デパートの屋上から下の歩道に降りて、歩いている人たちと同じ目線に戻ったとき、気持ちがすっかり軽くなっている自分に気がつきました。

それ以来、大学を卒業するまで、何度同じデパートの屋上から下を歩く人を眺めたことか。デパートの屋上で、「別の視点で物事を見つめてみる」「自分自身を見つめなおしてみる」ということを学んだような気がしています。

いま、中国という国に住み、家族から離れて仕事をし、生活をしている現実が有るのですが、時々そんな自分を別の視点から眺めている別の自分を発見することがあります。そのたびに、高校生だったときに上ったデパートの屋上の光景がよみがえってくるのです。

今日、気持ちよく晴れている中、昼食時に会社の門から外に出て、道路を走る車や、歩いている人たちをみて、昔みたデパートの屋上からの光景を思い出しました。
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by wata1150 | 2007-04-12 14:49 | 雑感