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中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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無錫 太湖 PART-2

やっと鹿頂山の頂上にたどり着きました。この三重塔はその名前を「鹿頂迎暉」と言い、1986年に建立されたものらしく、その「建設記」なるものが碑文として、書かれていました。一生懸命読もうと努力したのですが、結局読むことはできず、写真に残して、将来私が少しでも中国語ができるようになった時に読むことにしました。
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「鹿頂迎暉」に入るのは無料で、管理人もいませんでした。早速中に入ってみることにしました。中はやはり「お堂」のような造りになっており、お堂を支える4本の柱のうちの2本には、それぞれ文字が書いてありました。
無錫 太湖 PART-2_e0026744_1958492.jpg

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読めないのが、妙に悔しいのですが、仕方がありません。

「鹿頂迎暉」の最上階からは、歌に詠まれたとおり“太湖”が一望できます。私が行った時間は夕方4時を過ぎていましたので、太陽が低く、また湖面には、もやが漂っていて、太湖の全景をカメラに収めることは出来ませんでした。が、太湖仙島は何とか見ることが出来、その中にある、太湖三山道院の塔も目にすることが出来ました。むしろ、この時間であったため、かえって風景が幻想的になり、よりすばらしい印象に見えたような気がします。
無錫 太湖 PART-2_e0026744_19592087.jpg


「鹿頂迎暉」の反対側には、太湖の一部の向こう側に無錫市内が望めます。こうしてみると、無錫という街が結構大きい都会で、平坦な街であることがわかります。
無錫 太湖 PART-2_e0026744_19594787.jpg


さて、鹿頂山から再び下りてきて、やはり、その景観がすばらしいとされる「亀渚春涛」という方角に進みます。途中で「中日櫻花友誼林」と書かれた石の記念碑が目にとまり、タクシーをおりて、見てみました。櫻の苗木が数十本植えられており、つぼみが膨らんでいました。
無錫 太湖 PART-2_e0026744_200673.jpg


「亀渚春涛」に行くには、「亀頭渚」と書かれた、ゲートの前でタクシーをおり、歩いて向わなければなりません。車両通行禁止になっていて、指定の観光バスだけが入るのを許されているのです。
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湖畔に出ると、湖遊覧の船着場があり、そこに、歌の中にも出てくる“ジャンク”型の観光船が係留されていました。
無錫 太湖 PART-2_e0026744_2005533.jpg


更に「亀渚春涛」に向って歩いて行くと、夕方の太陽がまさに太湖に沈んでゆく時間でした。杭州西湖の夕日は一度見て、とても綺麗な印象を持っていましたが、ここ太湖の夕日もなかなか綺麗で、しばらく立ち尽くして眺めていました。
無錫 太湖 PART-2_e0026744_2011416.jpg


「ろくちょうさんから~~、たいこをのぞめば~~」 何時しか、この歌を口ずさんでいました。

また、ジャンクが係留されていた観光船乗り場脇には“歌碑”があり、意味はわからないのですが、「太湖春漲」という太湖を歌った歌であることだけがわかりました。
無錫 太湖 PART-2_e0026744_2013493.jpg



「亀渚春涛」まで行きたかったのですが、日が暮れてしまい、残念ながら諦めました。何時になるかはわかりませんが、次回、無錫に来る機会があれば、是非「亀渚春涛」や「仙島」「三山道院」にも足を伸ばしてみたいと思いました。

最後に、お世話になった、タクシーの運転手さんに「無錫」という地名の由来を聞いてみました。彼は、どうしてそれを知ったのかはわかりませんが、無錫には「錫山」というところがあり、それは大昔、錫の取れる山として有名だったのだそうです。(現在でも無錫から蘇州に向う途中に錫山という地名があるのを偶然発見しました。)ところが、一山当てようと全国各地から人が集まり、また錫そのものの需要も多かったことから、すっかり掘り尽くしてしまったのだそうです。そこにあとから錫を堀に来た人たちが、もう錫はすっかり無くなった、ということで、一帯を「無錫」と言うようになったのだそうです。(ブログ友達の“花子mama”さんからも、同様の意味の解説を戴きましたので、多分これはあたっているような気がします。)
by wata1150 | 2007-02-10 20:02 | 中国国内旅行・出張