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中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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Cさんのお宅訪問――恵州の住宅事情

日曜日、一週間で唯一の休日である。ほとんどの香港人は香港の自宅に帰ってしまっているため、この寮にも人の気配はなく、ひっそりとしている。朝食は昨日買って来ておいたパンで済ませた。

昨日、通訳兼日本営業担当のCさんの自宅に招かれたので、同じく営業部の若手社員のZさんと、9時に会社のゲートを出た。会社のゲートを出るとき、ガードマンが私を最敬礼で見送ってくれた。私服を着ていたにもかかわらず、既に私が幹部職の寮に住む日本人であることを知っているようで、この近くは危ないから、夜は気をつけて帰って来てください、と声を掛けてくれた。

1元バスで大通りまで行き、タクシーを捕まえ、市街地に近い新興住宅街の一角にあるCさんのマンションに行った。南山花園という名前のマンション団地で15階建てのマンションが10棟ほど並ぶ。Cさんの家はそのうちの一棟の8階にあった。広さは90平米強。2LDKといった間取りである。まだ入居してまもなくとの事で、家具や空調も取り付けていなかったが、将来結婚する予定のガールフレンドと住んでいる。

Cさんは現在25歳、このマンションを一つ年下で朝鮮族のガールフレンドと一緒に協力してお金をため、20万元強の値段で、現金で数年前に購入し完成を待ったのだという。当時は1平米1600元程度であったが、入居した現在では、おおよそ2倍の3000元強はするのだという。ふるさとに住む母親にいくらかのお金は借りたのだそうだが、10万元以上のお金を数年間で貯めたのである。

黒龍江省で日本語の学校を卒業し、クラスで同級だった彼女と広東省に来て、会社に勤め、お金をため、立派なマンションを買い、そして後は結婚するばかりという。深圳で二つの日系の会社で勤務し、その後恵州に来て現在の会社に勤務しているCさんと、一緒に同じ黒龍江省の日本語学校に通い、一緒に広東省に出てきて、深圳で別の会社に勤務し、その後恵州に来て日本の“S社”という大手電気メーカの恵州工場に勤務し、会社幹部の通訳の仕事をしている彼女。我々から見れば相当な苦労をしてきたであろうに、そんな話を明るく話してくれたCさんであった。

このマンションのベランダからは遠くに恵州市の市街が一望でき、なかなか見晴らしが良い。
Cさんのお宅訪問――恵州の住宅事情_e0026744_1053483.jpg


また、近くにはトヨタなど多くの自動車販売店や、大型スーパー、大型家具市場、各種レストランや3星クラスのホテルなどが存在し、かなり便利だ。会社の従業員送迎バスもマンションの前を通るので通勤にも便利であるとの事。
Cさんのお宅訪問――恵州の住宅事情_e0026744_106372.jpg


また、この地域は大型マンション開発が続いており、価格も高騰が続いているとの事。
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ただし、部屋を借りるとしたら、このような新築マンションでも、家具付き、ガス、水道、電気代込みでせいぜい月1500元程度とのこと。上海に比べたら雲泥の差である。私が恵州になれてきたら、この辺に住むのも悪くはないと思った。
by wata1150 | 2006-12-04 10:06 | 恵州の事