温泉三昧北東北旅行(2)デジカメ故障
2006年 05月 18日
朝、景勝地十和田湖と奥入瀬の渓流を散策することにし、まずは十和田湖に向かいました。まだ、新緑にはやや早く、木々はやっと若葉が芽生えだしたところでした。十和田湖畔を半周し休屋で、車を止め、乙女の像を背景に写真を撮ったり、遠くの山々に残る雪渓を眺めたりしました。
次いで、十和田湖から奥入瀬への入り口から、渓流沿いに車を止めては、真新しい新緑や、渓流の水の流れをカメラに収め、時には渓流沿いの遊歩道をゆったりと歩きました。
何年か前に一度、子供たちをつれてやはり仙台から一度来たことがあったのですが、そのときは子供に気をとられ、自分達が景観を楽しむどころではなかったのです。
今回は妻と二人だけ、おまけに平日とあって観光客はまばら、更に天気は快晴で青空が美しい絶好の観光日和です。初夏の日差しが渓流沿いの木々の若葉の間からこぼれてきて、新緑の薄緑がとても綺麗です。渓流は一昨日に雨が降ったこともあり、水が多少多めだったのですが、濁ってはいないので、透明感があり爽やかに、音を立てて流れていました。途中には何箇所かの滝があり、いつもより多目と思われる水が落ちていました。
奥入瀬は全長14kmに渡って遊歩道が整備されており、特に下流から上流に向って歩くのが良いとされます。5月後半から6月前半にかけての新緑、10月の紅葉の季節にはホテルも取れなくなるほど、多くの観光客で賑わうとの事ですが、頷ける気がします。
奥入瀬から、「酸ケ湯温泉」に向かいます。八甲田山系の間を縫って約一時間半の山岳ドライブです。道路は舗装されており、走りやすいのですが、急な上りや下り坂、ヘアピンカーブの連続で、運転手にとっては息を抜けないコースが続きます。また、道路の両脇はまだ解けていない雪渓が一面に広がり、一部は道路の両脇が雪の壁になっており、その高さは高いところは3m以上もあったでしょうか。
ドライブ途中半分雪を被った八甲田山が青空の中に浮かびました。雪の八甲田山を徘徊し遭難死した「明治35年1月23日、青森歩兵第五聯隊第二大隊 八甲田山雪中行軍」が私たちの
話題にいつしかなっていました。詳しいことは知りませんが、こんな場所なら、GPSも無い時代なら、あるかもしれない、と思いながら。
更に進むと道路わきに「睡蓮池」という湿地帯が見えました。車を路側に止め、雪の壁を登り、池を見ることにしました。雪はまだ3mくらいは残っており、池を見ることは出来ませんでしたが、屋根つきの展望小屋が足の下にあり、その積雪の多さに驚きました。
睡蓮池から程なくの所に「酸ケ湯温泉」はありました。最近までは全くの混浴の秘湯でしたが、最近は女性専用の内湯もあり、妻はかなり迷ったようですがやはり、内湯に入っていきました。私は無論、混浴の1000人風呂と呼ばれる大浴場に入りました。薄い乳白色の温泉はすぐに体が温まり、効能は一般の温泉より強いような感じです。少し長めに入ると、湯疲れもでるようです。が、湯治にはよさそうな温泉でした。
「酸ケ湯温泉」の外観をカメラに収めようとしたそのときカメラが”データエラー”の表示。”あれ?”で、電源を一旦切って、再投入、今までの写真を見ようとしたら”ガガガーン!!!”データを表示しません。昨日の渓流の露天風呂のあとの写真がすべて消えていました。ショック!!!ともかく、「酸ケ湯温泉」に入り、目的地の「鯵ヶ沢温泉」に向うことにしました。
国道103号線から102号線を経由し鯵ヶ沢温泉に到着したのは夕方の4時を少し回ったところでした。
と言うことで、たくさん写真を入れようと思って撮った写真は、一枚も残っておらず、写真無しの旅行記になってしまいました。明日は鯵ヶ沢温泉から日本海沿いを南下し不老不死温泉経由、八幡平の後生掛温泉に向かいます。