今年もあと3日
2012年 12月 28日
会社は明日までですが、明後日も生産残業があるとのことです。例年のように多くのワーカーさんが離職し、故郷に帰るため、今年の最盛期は1000人近くいたワーカーさんも、今は200数十名しかいないとのこと。それで、受けた注文の出荷が間に合わず、年末休暇にもかかわらず、生産残業となったのです。
先日書いたように、今年は日本に帰ることはできないので、明後日からの3連休、家にいて過ごします。30日にはとりあえず、忙しさにかまけて怠っていた家の中の掃除をし、少しは年の改まる準備をしたいと思っています。そして大みそかには食料を買い込んで、夜には日本の親戚に新年のあいさつの電話をしようと思っています。
2012年は、会社の創業者が、その周辺の人たちとともに会社を追われ、ほとんどの会社幹部だった人たちは会社を去り、入れ替わって全く別の幹部たちで占められてしまいました。私が依然としてこの会社に残り、幹部の一人として存在しているのがまるで嘘のようです。それでも、私が、作ってきた営業の中の日系会社担当のメンバーは一人もかけることなく、日々の仕事をこなしています。
主だった客先も、今のところ大きな動揺はありません。まあ、来年になれば多少の変化は現れるとは思いますが。それでも、新しい客先を少しでも増やすことで販売の減少を多少でも食い止められれば良いと思っています。
中国では9月から10月にかけて、大きな反日運動がありました。いまは、表面上は収まっているのですが。それでも、中国人としての民族意識は紅葉しているように感じます。無論、特定の位置日本人をバッシングしているわけではなく、私も会社の中では別に危機意識があるわけではありませんが。この危ういバランスの上に立っているような感じは、当分続きそうな予感がします。
そして、多くの日本企業が中国離れをしつつあり、べトナム、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピンなどの諸国に工場を移転し始めています。私の会社の主要客先も例にもれず、C社、P社、B社、U社などが工場の移転、生産移管などを進めています。来年2013年はそういった客先の新工場に対して、販売ルートの確保、新しい顧客サービスなどを展開してゆかなければなりません。
この3連休の間、そういった煩わしいことを、少しでも頭の中で整理できればよいと思っています。