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中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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十何年かぶりの再会

私の話ではありません。

同僚のF氏、昨日昼食時にエレベータに乗りました。わが社のオフィスは30階くらいあるビルの5階なので階段で降りるにはちょっと遠い、かといってエレベータはいつも混雑している。いつもは2-3分まって来なければ階段をとぼとぼ歩いて降りるのです。が昨日は直ぐに来ました。エレベータ内は数人が乗っているだけです。一緒に昼食に出たF氏は、一緒に乗っていた背の高い男性を見上げて何か言いたげです。でも、風貌は中国人で、しかも会社の社長さん的雰囲気。
エレベータを降りると、F氏はその背の高い男性に声を掛けました。”Sさんではありませんか?”するとその背の高い男性は”そうですが・・・””あ!Fさん?”なんと中国人と思いましたが、日本人で、どうも二人は知り合いだった様子です。Sさんは用があるらしく、F氏が名刺を渡しその場は別れました。

今日、昼にF氏に電話がかかって来ました。昨日のSさんです。昼食を食べようと言うのです。Fさんの話によると、Fさんは前の会社に在籍しているとき、2代目研修と言うのがあり、社外のオーナー会社の2代目を引き受けて、1年くらい、研修をする制度があり、F氏は指導員、S氏はその研修生だったのです。そして今は日本のある専門商社の中国の現地法人の総経理として上海に来て4年間になると言うのです。昼食と言うことで私ものこのこついていきました。彼は私のオフィスビルから数分のところにある、べつのオフィスビルにオフィスを構えています。

一時間半くらいの長いランチタイムでしたが、F氏とS氏は旧交を温め、今度ゴルフを一緒に・・・と言うことで別れました。

考えてみると、十数年振りとのこと、中国上海市という大都会の真ん中で十数年ぶりに知人に偶然出くわすことなど、奇跡的なことです。

現在上海には総領事館に登録されている日本人だけで5万人弱、出張者や未登録者を含めると10万人くらいいるそうです。人口2000万人くらいはいるであろう世界を代表する大都会、上海において10万人は0.5%にしかなりません。が、十数年ぶりに知人に出くわす可能性がある都会なのです。日本にいれば気づかずに通り過ぎたかもしれない偶然が上海では起こるのだ、と、なんとも不思議な気分でした。
by wata1150 | 2005-11-17 22:53 | 日記