人気ブログランキング | 話題のタグを見る

中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

グーグルが中国から撤退?

今朝の朝日新聞インターネット版"asahi.com"にこんな記事が出ていました。
”グーグル、中国との交渉決裂 近く撤退発表か”  

私は、個人的にこの記事を興味を持って読みました。なぜかというと、普段日本の情報を得るため、また日本の知人友人家族とのコミュニケーションをとるために積極的にインターネットを活用しており、常々中国国内における、インターネット規制には閉口させられているからです。事実、この私のブログでも、自分自身ではまともに見ることが出来ず、裏技的手法で見ている始末です。

この記事の本文はこんな内容でした。
 【北京=峯村健司】中国市場からの撤退の検討を1月に表明した米インターネット検索最大手のグーグルと、中国政府の関係部門が2度にわたって接触し、事態の打開に向けて協議していたことがわかった。中国筋によると、グーグル側は検索結果への検閲を中止するよう求めたが、中国側は拒否。交渉は決裂した。グーグルは月内にも、中国でのネット検索事業からの撤退を発表する可能性がある。

 中国筋によると、ネットを管理する工業情報省や国務院新聞弁公室の担当者とグーグルの幹部が、1月末と2月中旬に接触した。グーグル側は「検索結果に対する自主検閲には応じることはできない。ネット監視を緩和すべきだ」と要求。中国側は「社会の安定のために有害情報を排除する必要がある。グーグルは中国の法令を守るべきだ」と応じず、議論は平行線のまま終わったという。

 中国政府はこれまで「グーグル側とは正式な協議をしていない」(工業情報省次官)としていたが、水面下で打開策を探っていた。

 この問題では、米オバマ政権が中国当局のネット規制に対する批判を強めていた。グーグルが撤退を決断すれば、米政府高官が世界貿易機関(WTO)への提訴を検討すると発言していることなどから、両政府の対立が外交問題に発展する可能性もある。

 しかし、ネット規制や検閲問題について、中国政府当局者は「特定企業のネット検閲だけを解除すれば、他社にも影響を及ぼしかねず、現行のネット管理体制が崩れる」と打ち明ける。

 同社現地法人関係者によると、グーグル側は撤退を視野に入れた準備を始めている。グーグル中国と取引がある複数の広告会社は、撤退に伴う契約金や従業員の補償金を求める書簡を出しており、一部では交渉にも着手。撤退に向け、転職活動をしている職員もいるという。

19日付の中国紙の第一財経日報は、グーグルが22日に撤退問題について今後の方針を公表する可能性があると報じた。しかし、グーグル中国の広報担当者は20日、「コメントできない」と回答した。
  

この問題で、私のブログが中国ですぐに見れるようになるとは思っていません。しかし、少なくとも世界中で中国のネット規制に関する議論が起こることは期待出来ます。その結果がどうなるかはわかりませんが、少なくとも、中国の情報規制に関しては、何らかの影響が出てきて欲しいものだと思うのです。

私のブログも開始してから4年半が経過し、途中からネット規制に遭遇して自分で見ることもままならなくなり、しかしそれでもどうにかこうにか続けてきました。あと何年中国にいるかは自分でもわかりませんが、気力と体力が続く限り、このブログを続けて行きたいと思うのです。
by wata1150 | 2010-03-21 11:21