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中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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一週間の日本出張(1)

中国人の技術者2名を引き連れ、一週間の日本出張をした。

これは簡単に出来るようで、実は大変である。技術者なのだが、言葉が出来ない。私とのコミュニケーションでも通訳が必要なのである。ましてや日本に行き、普段中国語とはまったく無縁の人たちと話をしなければいけないのである。また、中国人にとって、日本への入国にはVISAという壁がある。

おおよそ一ヵ月半前、6月の始め、日本のある重要客先から、「来年のモデルに採用する部品について、技術打合せを至急に行いたい」との連絡があった。私は、技術メンバーに日本を見せ、その文化に触れさせる絶好の機会到来と思った。董事長に相談すると、即OKがでた。

早速、VISAの取得から始めた。中国人が業務で日本に行く場合に、VISA取得のための必要書類の確認をするために広州にある日本総領事館と、電話確認をしたり、インターネットで調べたりする作業から始まった。日本の相手先の会社からの招待状(INVITATION LETTER)が必要である。日本のビジネスで懇意にしていただいているSI社に招待状を作成してもらうことにした。S社のT社長にお願いしたところ、快く引き受けてくださった。日本滞在の日程表、訪問先などの資料のほか、SI社の会社資料など多くの書類の準備が必要である。日本と中国とのやり取りであり、コピーではなく原本が必要な書類もあり、中国でVISA申請を必要とする書類をそろえるまでには、2週間以上を費やしてしまった。

ようやく資料を整え、申請資料を広州の日本総領事館に提出する段階で、個人で提出するとVISA取得にかなりの日数が必要であるが、指定代理旅行会社を通すと、余分な費用は掛かるが一週間程度で取得できることが分かった。それでも、指定代理店は恵州には無く、恵州の代行店経由指定代理店経由で提出した。結果的には案外すんなりと一週間でVISAを取得することが出来た。

それから一週間後、7月5日に2名の技術者を引き連れ、出発することにした。恵州から皇崗経由香港空港に行き、香港空港から福岡行きのCX便に乗る予定である。往復確定の格安チケットであり、一度トラブルが発生すると、時間的リカバリーがやりにくい。比較的旅慣れており、日本のパスポートを持つ私にとっては楽なのだが、彼らは初めて中国から外に出ることになるため、引率する私にとっては、緊張せざるを得なかった。香港まで無事に入れるか?、香港空港で無事に飛行機に乗せてもらえるか?、考えてみれば手続きをしっかりとやってきたのだから問題は無いはずなのだが、結構精神的には疲れることである。

さて無事に香港空港でチェックインし、軽く昼食を食べることにした。昼食後、私が一人なら「SMOKING TIME」となるのだが、彼らだけを人ごみの中においてゆけない。やむなく、タバコはあきらめ、ゲート近くのDUTY-FREE SHOPで時間をつぶすことにした。訪問予定の客先へのお土産などを買い込み、飛行機を背景に記念写真を撮る。典型的な観光客になってしまった。

次回はいよいよ日本上陸である。
by wata1150 | 2009-07-17 09:36