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中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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恵州は雨季真っ盛り

例年、4月後半から6月くらいまで、恵州を含むこの一帯は雨季になり、連日雷が鳴り響き、豪雨が降り、道路は水浸しになる。今年は、少し雨量が少ないようで、雷も少ないようだ。

雷鳴が鳴り響くこともあるが、長い時間ではなく、豪雨が降ることもあるが、短時間で上がり、道路の水はすぐに引いてしまう。一昨年の激しい豪雨と水浸しの経験からすると、今年は雨量が少ないと言わざるを得ない。

昨夜もラオパンと恵州市内の露天食堂で夕食をした。恵州市内の中心部の一角の路地裏で、店の前の歩道にテーブルを広げ、電磁調理器の上に鍋を置き、営業している。電源は店の中からケーブルを延ばして電磁調理器に接続している。夏にはこんな風情の夕食も悪くは無い。そこで、私とラオパンは鍋料理をつつこうと言うことだった。

雨は降りそうな雰囲気があったのだが、降ってはいなかったので、天気にはお構い無しに肉や野菜を鍋に放り込み、食べ始めた。ビールを飲みながら、食べ初めて15分もした頃、案の定、雨が降り出した。そのうち遠くで雷光が光り、雷鳴が鳴り、そして本降りから、バケツをひっくり返したような、滝のような雨が降り始めた。

我々はというと、店の人が、大きなテントを広げてくれて、その下で相も変わらず、ビールを飲みながら、鍋をつついていた。足元の歩道はと言うと、川のように水が流れ始めたが、幸いにも歩道工事の精度が悪いため、歩道のところどころに高低差があり、私たちのテーブルのところは多少高くなっていたため、水は流れてこない。わずか数メートル先では深さ10cm足らずの川になっていると言うのに。テーブルから、2メートル先は車道で、車が通るたびに水を跳ね上げており、10cm以上もの深さの川になって流れている。

そろそろ食べ終わろうとした頃、何時しか雨は小降りになり、雷も収まって、歩道を歩く人も傘をたたんで、歩いていた。その間30分ないし40分くらいであったろうか。

やがて、食事が終わり、マイタンをするときには、すっかり雨が上がって、車道を流れていた川もすっかり水が引き、所々に水溜りが残るものの、一部は乾き始めている。日中の暑さのせいで、道路の温度が上がっていたせいでもあろう。

豪雨の後には涼風がさわやかに吹き、わずかな酔いのせいもあり、なんとも気持ちの良い瞬間である。一日の仕事の疲れを忘れられる瞬間でも有る。たいした、高級料理でもない、むしろ非常に庶民的な食事なのだが、久々に気持ちの良い食事だった。

恵州もこんな日が続いた後、雨季が終わり、そして本格的な夏になる。
by wata1150 | 2009-06-12 22:13