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中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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恵州における借家事情

4月に我が社に入社した日本人の男性が、恵州市内に家を借りて其処に住むことになった。彼は日本の大学を卒業したばかりで、中国人の彼女がいる。一緒に住むための住宅を探したらしい。

結果的に市内中心部に近い新築マンションの一室を借りることに成功した。家賃は1600元。23000円ほどである。部屋の大きさは2ベッドルーム、リビングダイニング、シャワールーム付、ベランダもあるとのこと。70㎡弱程度の広さらしい。

1600元という価格は我々日本人から見れば、安いといわざるを得ない。しかし、中国人の立場で見たら結構高価であろう。そのほかに管理費と呼ばれるものが2元/㎡/月必要である。このマンションの場合、140元ほどになる。合計で1740元である。

1740元という金額は、我が社の若い女性スタッフの一ヶ月の平均的給料にもなる。女性スタッフでは借りることなど思いも寄らない金額なのである。彼女たちはほとんど会社の寮に住んでいるが、彼氏が出来たり、ある程度の年限が来て、経済的ゆとりがでてくると、外に部屋を借りる人もいる。しかし、そんな人たちが借りる部屋は、大体300元/月前後であり、ベッドルーム兼リビングルームとシャワー兼トイレ兼キッチンという間取りになる。広さは、大きくとも30~40㎡程度になろうか。

ある、女性スタッフが彼氏と住んでいる部屋は広さ60㎡の新築のマンション。ウオールマートという外資系のスーパーの上にそびえる豪華マンション。家具付き、エアコンや電子レンジなどの設備、カーテンが付いて一ヶ月やはり、1600元プラス管理費と言うことであった。彼女の給料は3000元弱であるが、彼氏が別の会社で働いているため、其処を借りているらしい。それでも、将来子供が出来たら家を買わなければいけないとのことで、貯金を増やすためにもっと安い1000元前後の部屋を探しているらしい。

前述の男性に、部屋を借りるための、日本で言う権利金とか敷金とかいうものについて聞いてみた。それによると、部屋を借りるに当たって最初に必要なのは、家賃2か月分の権利金(彼の場合は3200元)、1か月分の前家賃、半月分の不動産紹介手数料ということであった。つまり5600元が必要であったと言うことである。ただし、3200元の権利金は、その部屋を出るときに、原則払い戻しされるとのこと。

過去に投稿したことがあるが、現在恵州市内はマンション建設ラッシュが続いており、結構売れ行きもいいようである。中古マンションも結構売りに出されている。住宅価格は一時大幅に値下がりし、投資目的で購入した人の中には損をした人もいるらしい。しかし、多くの工場従業員が市内にマンションを借りており、その需要は少なくない。そして、経済恐慌のまっさだなかであるにもかかわらず、恵州の新築マンションの販売価格は、早くも値上がりに転じていると言うことである。政府の経済政策が功を奏しているということなのか、それとも中国人の投資意識が強いのか。

私はというと、相も変わらず、会社の寮に住み、仕事仕事の日々なのだが、たまには外のマンションに住むのも良いかな?などと思ったりしている。まあ、現実には現在より楽な生活は無く、通勤の煩雑さなどを思えば、会社の寮がベストであるのだが。
by wata1150 | 2009-05-29 09:29