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中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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新型インフルエンザ H1N1

全世界に蔓延しつつある新型インフルエンザ H1N1。ここ中国でも数人の感染者が発覚し、隔離されたり、入院されたりしている。その情報は在中国日本大使館からのE-Mailによって知ることが出来る。たとえば5月22日はこんな風であった。[在中国日本国大使館]新型インフルエンザ情報(NO.19確定6例目)。1.5月22日、中国衛生部は、北京市にて新たに1名の新型インフルエンザ感染者が確認されたと発表しました。中国での感染確定者は、これで四川省1名、山東省1名、広東省1名、北京市3名の計6名となりました。

日本では人から人への感染から急速に感染者数が増えているが、中国ではほとんどそのようなニュースは流れてこない。したがって、何処まで感染が広がっているのか見当もつかない。市内を見ても、少なくともここ恵州ではマスクをしている人は見かけない。しかし、人から人への2次、3次感染があってしかるべきで、相当な範囲で感染は広がっていると見るべきであろう。しかし、現実にはいろいろな情報が、唯一インターネットを通じて、中国以外の国から流れてくるのみである。

すべての情報を無制限に中国国内に流せば、パニックになりかねない。必要な抗ウイルス薬のタミフルやリベンザなどの奪い合いなどの事件も起こりかねない。したがって、情報制限が掛かるのであろう。確かに、市民の多くは外国とのなじみが無い。従って、外国のことなどは念頭に無い。

また、ほとんどの市民は多くの情報から必要な情報を趣旨選択し、正しい状況を判断し、正しい対応をする訓練に乏しいような気がする。従って、情報に対して、過激な反応をしがちであり、情報を出す側も、その情報を出した結果、どのような事態が発生するかを想定した上で、情報を出してゆくことになる。こういった状況は、日本やアメリカなどと大いに事情は異なっている。私のような日本人にとっては情報不足もはなはだしいのだが、中国人にとってはそのようなフィルターをかぶせないと、情報を発信できないのであろう。

先週、先々週と2週間、私は日本にいた。外にでれば、マスクをし、電車に乗ればマスクをし、最低限度の予防をしていた。おかげで、今のところ咳や発熱などの症状はないし、感染している自覚も無い。感染予防対策が功を奏したとは思わないが、ニュースでいろいろな情報が流されれば、その情報を元に自分なりの判断が出来る。中国ではなかなかそのような情報にはめぐり合えないので、大使館のインターネットメールに頼りきっているのが現実である。

今回の新型インフルエンザは「毒性は強くない」とか、「高齢者には免疫性を持つ人が多く、感染、発病しにくい」とか「抗ウィルス薬のタミフルやリベンザが有効」とかさまざまな情報が日本のサイトから入手できるので、比較的落ち着いているのだが、糖尿病で自己免疫性が低下している可能性のある私としては、なにかにと可能な範囲での予防措置をとることにしている。
by wata1150 | 2009-05-26 10:22