中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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白水寨

先日、総経理に誘われて「白水寨」なるところに行って来た。普段会社の中で寝起きし、息をつく間もない生活をしていると理解している総経理が、郊外のハイキングでもして、リラックスしてはと誘ってくれたものである。

図上では広州市の一部で増城市白水寨といわれるらしい。会社から車で2時間ほどのところにある、山の中である
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山頂までポンプで水をくみ上げ人口の渓流を作り出し、その渓流に沿って散策すると言うものである。景勝地にもなっているらしく、多くの家族連れや若者のグループなどが訪れている。結構年配者も散策に訪れているようである。
入り口に立つと、山頂までは結構な登りで、体力も相当に使いそうだ。
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入り口から少し中に入ったところに、全工程図があった。これによれば山頂までは、4000段以上の階段を登ることになるようである。
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今回は、総経理の奥さん、子供も一緒なので、工程の半ばにある親瀑台と呼ばれる大きな滝のところを目標に歩くことにした。

登坂道は渓流に沿って作られており、船を作るのに使われる、腐りにくい材質のもので出来ており、歩きやすい。
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途中に大小の滝があり、一息つくにはとてもいい。滝を眺めていると、何時しか自分が水に吸い込まれていきそうで、それでいて、滝の水しぶきをかぶってなんともさわやかである。
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約一時間ほどのんびり歩くと目的の親漠台に到着する。
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この親漠台の側には茶店があり、持ってきた弁当を食べたり、茶店でパンやお菓子などを買い、食べたりして一息つく。我々はここから今登ってきた道を降りるのだが、更に頂上を目指して上り続ける人も多い。

下り専用の階段の道もあるのだが、石段なので結構歩きにくく、我々は途中から、登り用の木で作られた道路を歩いて降りた。

総経理は、今度は羅浮山という、やはり景勝地になっている山に行こうと言ってくれた。時々はこんな散策や、山歩きも悪くない。生き返った心地であった。
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by wata1150 | 2008-06-22 20:55 | 中国国内旅行・出張

ガソリン価格

日本だけではなく、世界中で石油価格の高騰が話題になっている。日本では一リットル当たり、170円も目前とか。

ここ中国ではどうか。

この写真にあるように一リットルあたりのレギュラーガソリンは5.19元、日本円で約80円弱である。
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一年以上も前からずっと変わらない。日本で高いガソリンを消費している人から見れば、なんともうらやましい話である。この低価格は中国政府が、国民の生活レベルを維持する為、差額を負担している為である。中国人にとっては、ありがたい話ではある。

そうでなくとも、市場はインフレ気味である。豚肉や牛肉、魚と言った日常生活に欠かせない食料品などは、一年間で50%から100%も上昇している。会社でも日本で言う労働3法に相当する新労働契約法なるものが施行され、最低賃金レベルが上がり会社における人件費負担が大幅に高騰している。生活物価が上昇しているのだから、給料が上がらなければ実質給料は低下すると言うことであり、生活レベルはどんどん低下せざるを得ない。したがって、良質な労働者を集める為には給料のレベルを上げざるを得ないのである。

給料は上がっても、物価も同時に上がるのであるから、生活レベルの向上はさほどは無い。中国では、特に私が住んでいる恵州市では、個人が自家用車を持つ事例はまだ少ない。が、一部の富裕層はすでに乗用車を持ち、市内を走行している。

さて、ガソリン価格に話を戻そう。ガソリン価格が、中国政府でコントロールしていると言うことは、市場のガソリン価格は変動しないと言うことである。が原油価格が高騰するとどうなるか。差額を埋めている中国政府の負担が増えると言うことである。折角溜め込んだ外貨をガソリン価格で、せっせと吐き出しているのである。

しかも、急激に経済成長し、裕福になりつつある中国では、自動車の保有数が大幅に伸びており、ガソリンや経由などの消費量が大きくなってきている。そして、その差額負担の金額は世界一の外貨保有国である中国政府にとっても放置できない事態なのである。

そして、最近の現象は・・・。

ガソリンスタンドから伸びたトラックやバスの列である。多い時には数百メートル以上も伸びている。これらの車両は軽油を消費する。負担の増加を多少でも抑制しようとして、軽油の市場への供給量を減らしているのである。したがって、その影響は貨物輸送用のトラックやバスの運行に出てくる。

一般の路線バスなどは市民生活に直接影響が出るので、現在は制限対象から外れているようだが、コンテナ輸送や中長距離のトラックなどは仕事を維持する為に、必死で列に並んでいるのである。製造業が集中するここ広東省では特にこの自動車の列が長いと言う。

また、最近、恵州市内のあるガソリンスタンドでは、石油元売会社からの供給が受けられず、廃業に追い込まれた。今日、会社の車で出かける際に、スタンドを覗いてみると休業の看板が出ていた。恵州市が差額負担を拒否したのであろう。

そうした、高い石油を買わざるを得ない中国人民の貴重なお金は、一部の投資家や中近東の財閥などの手にすべて流れていくのであろうか。各国の政府も、この石油価格の高騰について快くは思っていないと思うのであるが、アメリカのサブプライム問題で、行き場のなくなった投機マネーが石油に向いてしまっているのか。ともかくも早く正常な価格に戻って欲しいと思うのは私だけではないと思う。
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by wata1150 | 2008-06-08 23:59 | 恵州の事

雨季がやってきた

今年も雨季がやってきた。

昨年も経験したことだが、今年も雨季がやってきた。毎日雲が低く、雷鳴とともに豪雨が降る。道路は水浸しになり、傘の効果はなくなる。

街を走るバイクタクシーには例の雨傘を取り付けたものが目立つようになり、水溜りを書き分けて走っている。街を歩く人は必ず手に雨傘を持つか、かばんに折りたたみ傘を忍ばせている。

会社の前のマンゴーの街路樹にはまだ緑色のマンゴーの実がぶら下がり、歩道を歩く人は立ち止まってマンゴーの実を見上げて、何事かを話しながら通り過ぎてゆく。
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マンゴーの街路樹にはこの近所の会社に勤める女性労働者を目当てに、夜になると屋台が立ち並ぶ。焼きそばや野菜と肉の炒め物で簡単な夜食を取る為であり、せいぜい一元から三元、5元程度までととても安い。衛生的には頷けない部分も有り、私はちょっとつまんでみる気にはならないのだが。
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会社の中庭や、道路との境の生垣は水をたっぷりと含んで鮮やかな緑に変わり、亜熱帯性の花も綺麗に咲いている。まさに夏真っ盛りの風情である。
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昨年との違いと言えば、今年は昨年に比べ、なんとなく蚊が少ないような気がすること、雨の量が昨年に較べて格段に少ないこと、そして気温がそれほど高くは無いような気がすることなどであろうか。

昨年は雨が上がったあと、夕方に外に出ると頭の上に蚊の柱ガできるほどであった。が今年はそんな光景はとんとお目にかからない。雨が少なく、連日一度は“ザー”と来るものの、すぐに上がって太陽が顔を出したりする。道路もすぐに乾き、蒸し暑さが残る。しかし、気温がそれほど高くないせいか、あまり不快感は無い。夕方になると多少気温は下がり、エアコンがなくとも十分に凌げる。

先月の12日に発生した四川大地震、TVでは今も連日復興の模様を放映しているものの、会社の仲間内の話題からはすでに消え去った。代わって、オリンピックの話題が大きくなりだしている。それは、ここ恵州に聖火が走ったせいもあるのだろうが。ただし、オリンピックを見に行くと言う人は私の周辺には一人もいなかった。交通費が高い、宿泊費が高いなどの理由にもよるのだろう。皆、TV観戦を楽しみにしている様子である。

私が今の会社に入社して18ヶ月が過ぎた。すっかり溶け込んでいるように思えるときもあるが、まだまだ他人と思えるようなときもある。やりたいことの何分の一も出来ない苛立ちがあり、毎日遅くまで会社にいることが多い。老板や総経理は年寄りの私をいたわって、健康に気をつけるべく、気を配ってくれている。それが分かるだけに、何とか健康で長く勤務できるよう頑張るしかないと思っている。
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by wata1150 | 2008-06-05 20:50 | 恵州の事

越境通学

このタイトルを見て、「ああ、僕もそうだった、私もそうだった」などと思う人も居るかもしれない。
日本のあちらこちらに「学区制」なるものが存在し、その学区を越えて隣の学区の学校に通うことを「越境通学」と呼ぶのか。

私が中学に入った頃にはすでに越境入学、越境通学なる言葉が存在し、私の小学校の同級生だった人も、何人かは学区外であった近所の町の中学校に電車で通っていた。

そして今、私が目にした「越境通学」とは?
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この写真を見れば、どこかの学校の遠足? どこかの駅の朝の風景?そう、その通り。ここはある駅の朝の風景なのである。でも、大変に特別な駅なのである。「香港鉄路 東鉄線 羅湖駅」つまり、香港と
中国を結ぶ鉄道の香港側の終着駅なのである。乗客のほとんどは香港から中国に行く人であり、また中国側から香港に来る人も多い。さて、この写真は中国側からイミグレーションを経て、香港側に入ってすぐのところ、なのである。そしてこの子供の行列は???

子供たちはほとんどが中国人。そして向かう先は香港にある幼稚園や小学校、中学校などである。「越境通学」とは言っても、正しくは「国際越境通学」なのである。

貧しい中国人が、何故コストの高い香港の学校へ?最近は中国人にもお金持ちが増えて、こんな現象が起きた?それも一因かもしれない。しかし、聞いて見ると多少事情は異なった。香港も日本と同様高学歴時代であり、受験戦争は厳しい物があるようだ。しかし、一方では子供の数は減少方向であり、レベルの高い一流校はともかく、一般のレベル、また一部の私立高校は空きクラスが目立つようになってきている。

一方で、香港の幼稚園や小学校は学費が無茶苦茶安いか、または無料であると言う。政府補助が手厚いらしい。ところが生徒がいなければ補助がもらえない。で、その解決策が中国の子供たちを越境通学させると言うことなのらしい。

その理由はともかく、羅湖では毎朝、こんな風景を目にする。その子供の数は数千人とも言われるらしい。そして何人かの親も毎日子供に付き添って中国と香港を行ったりきたりする。中国と香港の入管もそんな状況下、「越境通学者」のための特別窓口を設置し、一般の通行者の迷惑にならないようにしているし、子供たちは羅湖駅から電車に乗らず、専用出口を出て送迎バスにて通学している。

これらの子供たちが大人になる時、当然のことながら純粋な中国文化と、西洋文化の名残を持つ香港の文化的考え方を併せ持った人になってゆくのであろう。そして、徐々に日本や欧米の国々との格差が解消してゆくのであろうと、ふと、思ったりした。
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by wata1150 | 2008-06-04 21:59 | 雑感