3寒4温?
2009年 03月 11日
先週、恵州の山間部にある川原にバーベキューをしに会社のメンバーと出かけた。そこで、ショックなことにデジカメを石の上に落としてしまい、LCDのガラスが割れて、カメラが使えなくなってしまった。撮影機能には問題ない様子なのだが、ファインダー代わりとなるLCDが見えないのでは、あまりたいした画像は期待できない。それで、当分はブログへの投稿に写真を使えないとあきらめるしかなかった。
BBQそのものは好天に恵まれ、寒い思いをせず、若者や子供たちは川に入って早くも川遊びをして楽しんでいた。私は、アルコールの勢いも手伝って、BBQを食べた後は、川原に寝そべって、惰眠をむさぼった。いかにも春の風情のようで、心地よい週末であった。
会社の前の広い道路の街路樹の中に、何本かのマンゴーの木がある。このマンゴーの木に花が咲いた。一部の花の先には緑色をしたひまわりの種くらいの大きさのマンゴーの実がついていた。あと数ヶ月で人の握りこぶし大のマンゴーになるのだろう。
会社の中庭にある植木の何本かに花が咲いていた。紫色の花や、真っ赤な花などが咲き誇っている。すでに夏が其処まで来ている風情であった。
翌週から、寒波が襲ってきた。北部や西部の四川省や湖北省では雪が降り、ここ広東省でも11℃から12℃の日が数日続いた。まさに3寒4温である。前週には半袖を着て川遊びだったのが、その翌週には一旦洗濯して片付けてしまっていた長袖の冬物を再び引っ張り出して着る羽目になってしまった。長袖の上にセーターを着て、その上からコートを羽織る有様である。
町を行く人を見ても、キルティングのコートや、厚手のジャンパーを着ている人が多い。何せ、暖房と言うものが原則的に無いのだから、着込んで寒さをしのぐしかないのである。
おまけに、久しく降った事の無かった雨まで降ってきた。数日間だったが、強い雨が降った。それを見て、「ああ、夏が来る」と感じている。例年4月ごろから6月ごろまでは連日の雷を伴った豪雨に見舞われる土地柄である。亜熱帯性気候の特徴でもある。それ以外の季節にはほとんど雨が降らず、ひたすら熱く、乾燥した日々が続くのである。したがって、数日間雨が降ると、ああ、夏近しを思わされる。
今日は、まだ寒さの中にいる。寮の部屋にいても、なんとなく寒い。電気毛布のスイッチを入れ、ベッドを暖めてベッドにもぐりこまなければならない。来週には暑くなって来ると、誰かが話していたが・・・。