肇慶 一泊出張(1)
2007年 06月 24日
肇慶は広東省広州市の西北西部に位置する、人口100万人前後の小都市です。恵州からは直行バスが毎日4往復運行されており、また、少し遠回りをして東莞経由になるバスも何往復か運行されています。所要時間は高速道路を通る直行バスで、おおよそ4時間程度です。ですから、十分にお客様と話をしたり打ち合わせをするには、一泊することが必要になるのです。
肇慶と私とのつながりは10年以上になると思います。私がM社に勤務していた頃、香港やシンガポールでディストリビュータをしていたA社のT社長が、その故郷である肇慶にA社の系列会社として工場を作り、生産活動を始めました。そして、当時私が担当していた製品はフィリピンのマニラ近郊で生産されていたのですが、より労働コストの安い中国に展開し、A社にお願いしてOEM生産をしていただくことになったのです。そして肇慶での生産が始まったのです。それ以来、何度と無く肇慶を訪れました。ほとんどの幹部社員とは面識がありますし、一緒に苦労をしました。
今回は私が現在勤務する会社の製品を、A社の製品の部品として使っていただくためです。それで営業担当のX君を連れて行ったのです。恵州からの直通バス、佛山を過ぎる頃から何か見たことのある光景が続きます。
鼎湖山。何年か前に現在は深圳のM社に勤務するAさんと肇慶での休日を利用してハイキングに行きました。それを思い出して、X君にその思い出話をしました。これは何年か前の写真です。
宿泊はやはり何度も泊まったことのある4星の皇朝大酒店。
七星湖のほとりに立つ4階建てだが、大きなホテルです。それでも一泊300元、約5000円弱で泊まれます。この町にはもうひとつ星湖大酒店という4星ホテルがあります。値段もほぼ同じです。円筒型の高層ホテルで、このあたりのシンボル的存在です。
肇慶は観光の町でもあり、鼎湖山はその目玉の一つです。また、七星岩を望む七星湖も景勝地です。私の知る限り、あまり歴史的な史跡などは無いようですが、風光明媚な町です。今回は鼎湖山には行くことはできませんでしたが、七星湖のほとりを散歩しました。
七星湖の入り口に立つゲート。
七星岩を七星湖から望む。
七星湖にはボート乗り場があり、貸しボートで楽しむことが出来ます。
長くなってきたので、急遽、2回に分割することにします。