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中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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海外営業兼日本語通訳 募集中

以前紹介したが、現在私のところには2名の日本語を話す中国人社員がいる。
一人はC君という黒龍江省出身の青年であり、もう一人は湖南省出身のT小姐である。

この二人、私の通訳をすると、ぜんぜんタイプが違う。C君は普段仕事の話をするときから、専門用語を十分理解しているのであるが、通訳するときには、意味を理解して表現を変える、いわゆる「意訳」をする。それで、工場に人たちにも私の意図するところはわかっていただけている様子なので、今のところは不自由していない。

一方、Tさんは「直訳」を試みる。ところが、専門用語はまだ社歴が浅いため、よくわからない。おまけに、直訳のため、なかなかたどたどしくなってしまって、相手も良くわからないようであるし、私も良くわからない。日常会話なら、全然問題は無いのだが、技術や品管とのコミュニケーションには、耐えられない場面がしばしば出てくる。そのため、仕事に差支えが出てはいけないので、「おーい、C君」と助っ人をお願いする羽目になる。

ところで、営業部に私が入ったせいもあろうが、C君は最近、日本の客先とのコンタクトが増えてきて、多忙を極めるようになってきている。おまけに、彼はガールフレンドと一緒に2年後くらいに日本留学を考えているらしい。せっかく増えかけている、日本の客先を捨てるわけには行かず、かといって私が直接担当するわけにも行かないので、C君には「C君の仕事を分割する」という名目で、海外営業兼通訳補助を募集するようお願いした。

一方、インターネット上で登録されている求職者の一覧を見た。相当数の登録者がいる。日本語を話す人、日系会社の勤務経験がある人、恵州での勤務が可能な人と絞っていってもまだ、数十人も残る。全員を面接したところで、絞りきれないに違いない。あれこれ見てみたが、あきらめてしまった。要は人柄がわからない以上、結果的に面談をすることしかないからである。恵州まで来てもらって面談をして、不採用で帰っていただくのは、気の毒な気がしたせいもある。

いろいろな条件も相談した。(1)わが社の営業スタッフは、本給+販売コミッションが建前であるが、この新規募集スタッフは本給を、通訳も行うということで多少高めにし、その代わり、コミッションはなしということにする、(2)技術的バックグラウンドがあればベターだが、工場や品管経験者であれば、無くとも良い、(3)今までは、営業は夜のお付き合いもあるということで、男性に限定していたが、女性でもかまわない、最近は日本のお客さんもあまり夜の接待は好まない人も多く、会社によっては禁じられているところもあるため、などである。

一人の女性が応募してきた。黒龍江省出身、32歳、女性。結婚して数ヶ月らしいが、恵州にすんでいる。恵州で家を購入したらしい。そのため、長く勤務できることが条件であった。

面接をした。落ち着いた感じの女性で、日本語そのものは、結構できる。ただ、専門的なことはどうかはわからない。C君のガールフレンドが紹介してくれたようなので、その情報によれば、なかなかしっかりしている人らしい。だが、私の感じでは、積極性がやや弱く、受身でいることが多い感じがした。将来当社の日系客先の営業の一端を任せるにはちょっと心細い感じではあった。営業アシスタントや通訳としてならば使えるのであろうが。

結果は、老板と相談してから決めることになる。が、今後、ますます増えると予想される日本をはじめとする海外客先に対応する営業スタッフの増強は急務なのである。
by wata1150 | 2007-04-06 09:43 | ちょっと仕事