2007年1月1日 新年快楽!
2007年 01月 01日
私にとっては、比較的辛い日々の多かった2006年が終わり、2007年が明けました。
私の年越しは中国広東省恵州市にある会社の寮の一室でした。生まれてからずっと、正月だけは日本で過ごしていたのですが、今回はついに海外での年越しになりました。おまけに一人で。決して嬉しいことではありません。しかし、一人でいたからこそ、2007年に向けて、いろいろなことを考えることが出来た、それを有難いと思わなければいけないのかもしれません。
思い起こせば、昨年は例年に比べ多くの人との新しい出会いが有ったような気がします。T社を退社してからの半年だけでも、相当なものでした。人材紹介会社の担当者。何回か面接に伺った会社の面接担当者や経営者。家にいたおかげで妻と旅行し、旅先でであった人達や旅館の方々、はたまた温泉のお風呂の中で一緒になった人達。現在の会社に入ってからも、毎日毎日が新しい出会いの連続です。会社の同僚、お客様の会社の方々、などなど。
多くの出会いの中で、もう既に顔も名前も忘れてしまった人達(すみません)もいれば、印象が強く、忘れがたい人もいます。毎日のように顔を合わせている人もいれば、何度か食事を一緒にとったり、お酒を飲んだりした人もいます。
その後、顔を会わせたことはないが、電話で何度か話した人たちもいます。全く刹那的な出会いで終わったケースも少なくありません。
ブログや、インターネットで知り合った人たちも大勢います。そして何人かの人には直接お目にかかり、本当の名前を名乗りあい、お話をした人もいます。しかし、全く顔をあわせたこともなく、本当の名前も知らないけれども、親しみを感じ、ブログやインターネットの空間上でお付き合いをさせていただいている人たちも大勢います。
そうして知り合った人たちに共通して言えることがあります。それは、大なり小なり、必ず私の心の中に、生活の中に、仕事の中に影響を残していっていると言うことです。逆に言えば、私は、私が出会った全ての人に、私と出会ったことによる何らかの影響を残していっている、と言うことでもあるでしょう。
私は縁があって、現在の恵州のある会社に勤務することになりました。まだたったの一ヶ月にしかなっていませんが、この会社の多くの人たちに対して、いろいろな影響を残しながら仕事をし、生活し、生きていると言うことを自覚したとき、思わず緊張し、せめてどんなに小さくても良いから良い影響を残して行きたい、と思わずにはいられないのです。
「一期一会」という言葉があります。言葉としては知っていましたが、あまり深く意味を考えたことがありませんでした。いま、一年の始めにあたって、出会いを大切にしよう、良い影響を残せるようにしよう、それが私の生きてきた証にもなる、そんな風に思えるのです。
ところで、昨夜は会社の従業員寮に住んでいるZ君を誘って、恵州市内の日本食レストラン”山水”に行って来ました。大晦日なので、幹部社員寮の自室でカップラーメンをすするのも味気ない気がして、せめて年越しそばでも・・・と思って出かけたのです。
山水は普段は予約せずとも何とか個室に席が取れるのですが、大晦日の為か、恵州に残っている日本人が個人で、グループで押しかけてきており、テーブル席に座ることになりました。正月メニューと言うことで、おせち料理も特別メニューとして準備されていました。が、4人分で880元とのこと。結構高いのでやめましたが。しかしそれ以外にも、正月特別料理があり、大晦日は年越し蕎麦が無料でサービスとの事。久々に少し豪勢な日本料理を食べました。最後に年越し蕎麦を食べ、少しは正月らしい気分で帰ってきました。
紅白も、行く年来る年もない大晦日の夜でしたが、少しは年末気分を味わった気がしました。