中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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天璋院篤姫

12月に入り、亜熱帯性気候帯であるここ恵州市でも、朝夕は寒くなり、時には10度前後まで冷えるようになってきた。それでも日中は何とか20度くらいにはなるので、何とか助かっている。それでも、さすがに外に出るのは徐々に億劫になってきた。

そんな状況下、週末の楽しみは日本のTV番組を見たり、本を読んだりすることである。最近NHK大河ドラマ「天璋院篤姫」を中国で売っているコピー版のDVDで見た。
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コピー版の是非など論じたいわけではない。ドラマのセリフの中に何度か感動を受ける言葉があった。

「一方のみを聴いて沙汰するな!」という言葉があった。ドラマではヒロイン篤姫の生家の母が、篤姫に送った言葉である。これは非常に単純なことであり、理解しやすい。しかし、実際の会社の中で、実生活の中で、実行することは非常に難しい。

篤姫のドラマの中で、安政の大獄で有名な井伊直助がでてくる。反対派の重臣達を次々に捕え、処刑してゆく。有能な人、この人は・・・と思える人も逮捕され、死刑にされてゆく。当然、井伊大老に対して批判が集中し、篤姫も心を痛める。ついに篤姫は井伊大老と話をしてみることにする。果たして、井伊大老は茶室に篤姫を招待し、茶をたて、篤姫をもてなした。これがことのほかおいしく感じられた、見事な茶であった。

篤姫はこのようにおいしい風雅な茶をたてる御仁がなぜ、反対派を捕え処刑できるのかと不審に思う。井伊大老は「私は自分に与えられた使命を全うしているだけだ」と答える。井伊大老が起用された理由は、徳川幕府の末期に、弱体化し、混乱した幕府を立て直し、強い幕府として威厳を保たせることにあり、忠実に使命を全うしているだけである、と答えたのである。

大奥の中にあって、大奥の最高位の人といえど、表の人(幕府の人)とそれほど自由に会うことができない環境にあって、周囲の人の一方的な批判だけでなく、対立している人にも会い、その立場、状況、理由などを正確に把握して、自分なりの判断をする。我々凡人にはなかなかできないことである。私なぞは下手をすれば付和雷同してしまいそうである。

ドラマの中では井伊直助が「役割を果たす」と、話している。ドラマのほかの場面では篤姫も自分の役割とは何ぞやと繰り返し考えている。「役割を果たす」という言葉の意味はなんなのか。

最近、私も私がこの会社にはいいたことの意味は?この会社における私の役割は何か?をよく考える。「身命を賭して、役割を果たす」とはどういうことなのか?

自分がこの会社に入った動機は・・・給料が、収入がほしかったから、それは事実だ。だが、私のこの会社の中での役割とは、若手の人材を育てる、日系市場に対して販売実績を伸ばす、世界市場で会社のブランドイメージを伸ばす、ひいてはこの会社の企業文化を改革改善する等々、多々考えられる。私はどのくらい役割を果たしてきたのか、このままでよいのか?考えさせられたドラマだった。
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by wata1150 | 2012-12-02 22:08