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中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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Tさんが戻ってきました。

8月の終わりから出産休暇に入っていたL小姐、9月の終わりから出産休暇に入っていたT小姐が相次いで職場復帰してきました。二人とも無事出産をはたし、元気でした。今の中国では女性は一生にひとりしか子供を生まない状況ですから、大切に育てて欲しいと心から願います。

しかし、Lさんは、子供の面倒を見ていたいとの理由で、職場復帰後一週間で退職していきました。家では自分のお母さんが故郷の湖南省から出てきて子供の面倒を見ているのですが、なかなかお母さんの手には余るとのことでした。

しかし、実際には従来に比べミルク代が掛かること、お母さんの生活コストも掛かることなどで、出費がかさんでいるため、給料の少しでも高い会社に移りたいとのことだったようです。今は、景気が良くなく、会社も給料を上げてやることも出来ません。また、中国では扶養加給などという福祉の考え方もまだまだ少なく、そういった意味では、会社を変わって自分の給料を上げてゆくしか、選択肢は無いのかもしれません。

Tさんも、今週初めから戻っています。Tさんは、今のところ退職するような気配はありません。まして、主任という立場でそれなりに責任もありますから、簡単にやめるわけにもいかないと思います。それでも、毎日お昼休みには自宅に帰り、子供の世話をして、休み時間の終わるころに職場に戻ってきます。結構体力的にはきついと思います。

それでも、彼女もご主人のお母さんが故郷から出てきて面倒を見てくれているようで、今のところは何とか仕事が出来ています。何とか早く出産前の状態まで戻ってくれればと願っています。

このような事例を見ても、中国はまだ福祉後進国であることを実感させられてしまいます。思わず、日本で私が勤務していた会社と、比較してしまうのです。そして、一方、仕事は人によって決まる、企業は人なり、といった言葉を思わざるを得ないのです。
by wata1150 | 2009-12-24 14:48