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中国で単身生活をすることになったTADAの日々の感じた事を気ままに書いてます。


by wata1150
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六千館ラーメン

ラーメンというと、日本ではその味にこだわり、多種多様なラーメン文化が存在する。しかし、そのラーメンの起源はというと、中国の「拉麺」に発祥するというのは、たぶん間違いではないだろう。

そして、中国でも多種多様の「拉麺」が存在するのである。研究者ではないのでそんなにいろいろな中国の「拉麺」を食べたり、見たりしたわけではない。しかし、偶然にも不思議な「拉麺」に出会ったりすることもある。

「拉麺」(ラーメン)は、その名前の通り、引っ張って伸ばして麺にしたものをいう。日本では大概、麺よりはスープにこだわりを持つものが多いのだが、本来は麺そのものであろう。麺の引き伸ばし方により、様々なラーメンが出来上がるのである。

今回、私が出会ったのは「六千館」という、中華料理の中でも上海料理風の味付けの店であった。「六千館」はここ恵州だけではなく、東莞などにも店を持つチェーン店式のレストランで、豚骨スープのだしで作る鍋料理をメインとする、レストランである。会社の同僚と六千館に行ったときに、やはり、豚骨スープの鍋料理をオーダーし、最後は鍋のスープでラーメンを煮て食べるというものである。

このラーメンを入れる段階で、このラーメンを作るショーを見ることが出来た。
六千館ラーメン_e0026744_1548189.jpg
六千館ラーメン_e0026744_15503615.jpg


要は、50cmくらいに引き伸ばした小麦粉に水や出汁などで練り固めた麺の塊を頭の上や、前方、後方に振り回し、徐々に細くしてゆくというものである。結果的に鍋に入れるときには、やや幅の広いきしめんくらいになった。

このショーはオーダーのあったテーブルの側、客の目の前でやってくれるのだが、他のテーブルからも見物に来て人だかりになる。やんやの喝采の中、わずか一分足らずの麺造りショーは終わった。

こんなラーメンもある。だから中国は面白い。
by wata1150 | 2009-10-07 08:22